iKala(アイカラ)、「SNSから見る訪日台湾人の特徴」に関する2023年の最新調査レポートを公開

( 2023 年 12 月 13 日)iKala Japan(アイカラ ジャパン)株式会社(本社:東京都渋谷区、以下「iKala」)は、このたび、「KOL Radar(ケーオーエルレーダー)」を用いて台湾のSNSから見る訪日台湾人の特徴に関する調査レポートを公開しました。レポート内では、台湾人インフルエンサーを起用した効果的なインバウンド施策についても紹介しています。

iKala(アイカラ)、「SNSから見る訪日台湾人の特徴」に関する2023年の最新調査レポートを公開

台湾SNSで人気の日本の観光スポットやインバウンドに影響力のある台湾インフルエンサーTOP10を発表

AI分析を通じたインフルエンサーマーケティングプラットフォームを提供する、iKala Japan(アイカラ ジャパン)株式会社(本社:東京都渋谷区、以下「iKala」)は、このたび、「KOL Radar(ケーオーエルレーダー)」を用いて台湾のSNSから見る訪日台湾人の特徴に関する調査レポートを公開しました。レポート内では、台湾人インフルエンサーを起用した効果的なインバウンド施策についても紹介しています。

KOL Radarは、独⾃のキーワードクローラー技術を駆使して、2022年1⽉〜2023年9⽉の間に⽇本の地名や観光地、季節関連ワードに⾔及した台湾インフルエンサーのSNS投稿を収集しました。そのデータから投稿の表⽰回数、再⽣回数、コメント、いいね、シェアなどの回数に基づき、各キーワードの台湾のSNS上における影響⼒を独⾃に算出し数値化しています。

<主な調査結果>

●2022年10⽉に⽇本政府が個⼈旅⾏の受け入れを再開後、台湾インフルエンサーによる⽇本観光に関する投稿数が急激に増加しました。

●台湾のSNS上で影響力の高い日本の観光地は、YouTubeでは難波、梅田、嵐山、心斎橋、道頓堀が上位に入るなど関西が多く、Instagramでは上位のキーワード全てが関東、関⻄の定番観光スポットとなりました。Facebookでは東北や北海道の地名や観光地が多く上位に⼊る結果となりました。

●台湾のSNS上で影響⼒が高い⽇本の季節関連ワード1位は、YouTubeとFacebookで「雪」、Instagramで「桜」という結果になりました。

●台湾SNS上で影響⼒が高い都道府県TOP10では、YouTubeでのみ茨城がランクインしており、その理由は「魅⼒度ランキング最下位の県へ⾏ってみた」という動画が話題になっていることが考えられます。

<調査概要>

調査方法:KOL RadarによるインフルエンサーのSNS投稿分析

投稿調査期間:2022/1/1-2023/09/30

対象SNS:Facebook、YouTube、Instagram

対象インフルエンサー数:25万人

収集投稿数:7.5万件以上

 

■台湾インフルエンサーの⽇本観光に関する投稿数

2022年10⽉に⽇本政府が個⼈旅⾏の受け入れを再開後、台湾インフルエンサーによる⽇本観光に関する投稿数が急激に増加しました。SNS投稿数は2023年9⽉の時点で、2022年1⽉と比較して8倍にまで増加しています。それぞれのSNSで見ると、Instagramでの投稿が最も多く、全体の約70%を占めています。

■台湾のSNS上で影響⼒が⾼い⽇本の観光地

台湾のSNS上で影響⼒の⾼い⽇本の観光地について、Facebook、Instagram、YouTubeの3つで比較しました。

Facebookでは、東北や北海道の地名や観光地が多く上位に⼊っています。台湾ではFacebookをブログのように使用する傾向があり、Facebookでは道のりなどの詳細な情報を詳しく共有できることから、コアなスポットの紹介に利用されていると考えられます。

Instagramで上位になったキーワードは全て関東や関⻄の定番観光スポットとなりました。富⼠⼭、ディズニーランドに次いで河⼝湖の投稿影響⼒が⾼く、「映え」を重視するInstagramの特性が出た結果ともいえます。

YouTubeでは難波、渋⾕、新宿、銀座など、買い物に関連するようなキーワードの影響⼒が他のSNSより⼤きく、梅田、嵐山、心斎橋、道頓堀が上位に入るなどInstagramと比較すると、関⻄の地名がより多く⼊っていることも特徴として挙げられます。

■台湾のSNS上で影響⼒が⾼い⽇本の季節関連ワード

台湾のSNS上で影響⼒が⾼い⽇本の季節関連ワードについても分析したところ、FacebookとYouTubeでは「雪」というワードの影響⼒が⼤きく、雪が降らない台湾で日本の「雪」が注目度が高いことが明らかになりました。

Instagramでは3つのSNSのうち、唯⼀「桜」というワードの影響⼒が⼀番⼤きく、これも視覚効果を重視するInstagramの特性を反映していると考えられます。

■台湾のSNS上で影響⼒の⾼い都道府県TOP10

台湾のSNS上で影響⼒の⾼い都道府県TOP10についても調査しました。

3つのSNSで共通して、東京・大阪の影響力が高く、Instagramでは他の2つのSNSよりも京都の影響⼒がより⼤きいことが明らかになりました。京都では定番の観光スポットが多いだけでなく、着物を着用して古都の街並みを散策することもでき、「映え」要素が多いことから、Instagramで人気の傾向です。

■台湾旅⾏系インフルエンサーの男⼥⽐と SNS使⽤率

KOL Radarの独⾃データから台湾の旅⾏系インフルエンサー約6千⼈を分析したところ、全体の67%がInstagramを運営しており、また旅⾏系インフルエンサーの70%が⼥性ということが明らかになりました。

■インバウンドに影響力のある台湾インフルエンサーTOP10

KOL Radar独⾃のデータベースを使⽤し、25万⼈を超える台湾インフルエンサーの中から、⽇本観光に関する投稿の影響⼒が⼤きいTOP10を選出しました。

1位:樂冠廷 阿樂YGT

2位:欸你這週要幹嘛

3位:Zoebitalk⾁⽐頭

4位:Nico品筠&Kim京燁

5位:千千進⾷中

6位:我是⽼爸,我不要當爸!

7位:⼩象愛出⾨

8位:⾒習網美⼩吳

9位:林襄 Mizuki

10位:HOOK

■台湾インフルエンサーを活⽤した観光PRのポイント

●台湾での5⼤SNS(YouTube、X(旧 Twitter)、Instagram、Facebook、TikTok)の使⽤率

台湾では、5⼤SNSの使⽤率は全体的に⽇本よりも⾼く、特にFacebookの使⽤率が85.3%で、台湾人のほとんどが使⽤しており、24.8%の日本と⼤きな差があります。YouTubeは⽇本、台湾ともに⾼い使⽤率となっています。

インフルエンサーを活⽤したPRを⾏う際には、⽇本とはプラットフォームごとの使⽤率が⼤きく異なる点に留意する必要があります。

なお、本レポートは下記よりダウンロードいただけます。ぜひご覧ください。

URL:https://bit.ly/48hR3ZD